自治体のホームページが「見にくい」と言われる理由。今後リニューアルしなければ地域は衰退の一途?

「自治体のホームページは分かりにくい!」

これはWEB業界だけでなく、さまざまな場所でよく言われていることです。

たしかに、自治体のホームページでは、ガラケー時代を思い起こさせるような古いデザインがいまだに使われていることも珍しくありません。まっとうなウェブマーケティングを行っている企業であれば、考えられないことです。

しかし、自治体のホームページのリニューアルが進んでいないことには、大きな理由があります。

会社と自治体のホームページの違い。リニューアルされないのには理由があります

迷う人

どうして、会社のホームページと比較して、自治体のものは見にくいのでしょうか?

その理由は、これら2つは目的や事情がまったく違うため。

そこで、一般的な会社のホームページと、自治体のホームページはどこが違うのかを見てみましょう。

自治体のホームページは売上にかかわらない

自治体のホームページは、そもそも商売のために運営されているものではありません。単に、都道府県や市区町村に住む利用者に、情報を分かりやすく提供することを目的としています。

会社と違って顧客を増やすためのさまざまな工夫をする必要がありませんし、仮に分かりにくいサイトだったとしても売上が落ちるというものでもありません。

ある意味では、気楽な運営ができるホームページだと言えるかもしれませんね。

ホームページ内のコンテンツが多く、整理が難しい

会社のホームページと違って売上を気にすることがない一方で、自治体ならではの悩みも数多くあります。

1つは、コンテンツの量が圧倒的に多いことです。

会社のホームページは、商品・サービス購入に至るまでに必要な情報だけを掲載すれば事足ります。

しかし、自治体ではふるさと条例や納税、観光、子育て、イベントなどありとあらゆる情報を載せなければなりません。

これは整理がとても大変ですし、リニューアルするにもページ数が多い分だけ費用が掛かります。

また、自治体のホームページには「ここに問い合わせしてくれたらOK」という明確なゴールがありません。

専業主婦やシニアなど、さまざまな層がさまざまな情報を欲しているなかで、その全員に分かりやすく情報を提供しなければならないという使命があります。

これは、せいぜい数本程度の導線を作りさえすれば良い会社サイトと比較して、圧倒的に高難易度です。

誰でも利用できるホームページが求められる

自治体のホームページでは、想定しなければならないユーザー層が非常に広範囲です。

たとえば、ITサービスを提供している会社なら、最低限のネットリテラシーを持ったユーザー層だけを考えれば問題ないでしょう。

しかし、自治体ではパソコンやスマホに始めて触れる方でも見られるようにしなければなりません。また、シニア層を配慮した、視覚的に見やすいデザインも考慮しなければならないでしょう。

各部署がそれぞれホームページを更新している

一般的な会社では、ホームページ運営の担当部署および担当者が一から十まで更新作業を担当しているはず。

しかし、自治体ではそれぞれの部署が、それぞれのページをそれぞれのタイミングで更新していることがほとんどです。

ここで起きる問題が、一貫性のなさです。

イベント1つとっても、名称が微妙に違っていたり、記載すべき場所に何も書かれていなかったりなど。「自治体のホームページが見にくい!」と言われる理由の1つになっています。

地域活性のために、今後ホームページのリニューアルが必要です!

地域活性

ここまで、自治体と会社のホームページの違いをご紹介してきました。

一般的な会社と事情が大きく異なる以上、自治体のホームページが分かりにくいのは、仕方がないとも言えるでしょう。

しかし、果たして分かりにくいままで良いのでしょうか?

地方の人口減少に歯止めをかけようと、地方創生が盛んに謳われている今日。ホームページに分かりにくさは、地域の活性と衰退に影響します

近年生まれつつある地域間の競争を勝ち残るためにも、自治体であっても見やすいホームページを作るべくリニューアルすることが必要となるでしょう。